子どもたちの大好きな恐竜。
映画「ジュラシックパーク」シリーズやアニメの中でも大活躍の恐竜に誰もが一度は興味を持ったことがあるはずです。
今回はそんな恐竜に関するおすすめの本をご紹介したいと思います。
おすすめ恐竜書籍
「すごくてヤバい恐竜図鑑」
小学校中学年~
「すごくてヤバい恐竜図鑑」平山廉(監修)定価1,320円(税込)
恐竜ってみんな一度は興味を持ったことがあるはず!
謎が多いからこそ面白い、そんな恐竜の謎を最新の研究をもとに解き明かす一冊。
小学生から大人まで一家で楽しめる内容になっています。
「面白くて眠くなる恐竜」
小学校高学年~
「面白くて眠くなる恐竜」平山廉(著)定価1,540円(税込)
2020年に発見された化石からスピノサウルスの尻尾を考察するなど、日々進化する研究結果を取り入れ、内容がさらにパワーアップしました。
大人も大満足のボリューム+子どもにもわかりやすい文章で恐竜ファンならぜひ持っておきたい一冊です。
恐竜の真相
恐竜の姿は単なる想像
恐竜と聞いて、どんな生物を思い浮かべますか?
毛がなくて茶色くて目が鋭くて大きなトカゲのような・・・
多くの人が共通してイメージする恐竜の姿は実は想像でしかないんです。
なんせ恐竜を知る手掛かりは、化石のみ。
全身の骨格がわかれば良い方で、骨の一部分しか見つかっていないものもいます。
新しい発見や研究があるたびに、恐竜の想像図は変化しているのです。
1996年に全身が羽毛で覆われた恐竜、シノサウロプテリクスの化石が見つかったことをきっかけに、恐竜には毛が生えていたという説が主流になりました。
近年の研究では、シノサウロプテリクス羽毛の色まで判明しています。(どんな姿かは本を確認してみてください。)
全ての恐竜に羽毛が生えていたかというと、そこはまだまだ解明されていない点も多く、今後の研究に期待がかかっています。
映画「ジュラシック・ワールド」最新作では羽毛恐竜も登場しますよ!
恐竜が甦るのは不可能
映画「ジュラシックパーク」シリーズでは、どうやって恐竜が現代に甦ったか覚えていますか?
恐竜の血を吸った蚊の化石から恐竜のDNAを取り出して、恐竜のクローンを作ったんですね。
しかし、現実にはこの方法で恐竜をよみがえらせることはできないんです。
DNAに記録されている情報はおよそ500年ごとに半分に減ってしまうことがわかっています。
恐竜が生きていたのは一番新しいもので6600万年前です。
もはや恐竜の遺伝子情報は残っていません。
現在のテクノロジーで恐竜をよみがえらせることはできませんが、近い将来もっと化学が進んで恐竜に会うことができる日が来るかもしれませんね。
ティラノサウルスは最強なんかじゃない
様々な映像作品で暴れまわり、恐ろしくて強いイメージのあるティラノサウルス。
「ジュラシック・パーク」シリーズでも最強最悪の恐竜「Tレックス」として恐れられています。
名前の由来が「暴君トカゲ」ですから、そりゃまあ一番ヤバい奴なのかなって思いますよね。
獲物の骨までかみ砕く強力な顎は脅威ではありますが、ティラノサウルスは実際のところ木の実や植物も食べる雑食性の恐竜だったのではないかと考えられています。
とは言え、肉も食べます。
ティラノサウルスに襲われた後に逃げたとみられる草食恐竜の化石が発見されていることから、ティラノサウルスは子供のころは狩りをしていたと考えられます。
恐竜の多くは一生身体が大きくなり続けます。
大人になったティラノサウルスは、脳に対して身体が大きくなりすぎて、速く走ることもできません。
時速10㎞とも言われていて、頑張れば人間でも逃げることは可能です。
狩りのできなくなったティラノサウルスは嗅覚を働かせて、恐竜や動物の死体にありつき、食べていたと考えられます。
そして胃袋の大きいティラノサウルスは、その後一か月くらいは食事をせずにじっとしていたことでしょう。
書籍に出てくる恐竜の謎のほんの一部をご紹介しましたが、まだまだ目からウロコのエピソードがいっぱいです。
恐竜好きの少年少女にぜひとも読んでいただきたい一冊です!
あわせておすすめ
「新設 恐竜学」
「すごくてヤバい恐竜図鑑」のもとになった大人向けの本です。
最新の恐竜研究についてもっと知りたい方はこちらがおすすめ。
JURASSIC WORLD TAMAGOTCHI
大人気「たまごっち」からジュラシックワールド版が発売。
恐竜の赤ちゃんをお世話して、さまざまな恐竜に育てることができます。
育てた恐竜はしばらくすると旅立っていくので、また新しい恐竜を育てます。
私これ、ピカチュウのたまごっち以来20年ぶりくらいにやってます。
映画の名シーンも見れちゃいますよ。