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自由研究。
それは夏休みの宿題の最難関。
当事者である小学生諸君のみならず、親御さんの頭を悩ませてやまない憎いやつ。
まだ手を付けていない、困った!!という方も大丈夫。
簡単でしかも楽しくできる自由研究をご紹介しちゃいますね!
チリメンモンスターとは
チリメンジャコ(チリメン)やしらすを食べていて、小さなカニやタコを見つけたことはありませんか?
このようなチリメンの中に混じっている小さな生物のことをチリメンモンスターと呼んでいます。
チリメンとはカタクチイワシの稚魚をゆでた後、天日などで干したものです。
乾燥度合いの違いによって釜揚げしらす→しらす→チリメンと呼ばれます。
チリメンモンスターを手に入れるには
チリメンモンスターを探すためには「選別されていないチリメン」を手に入れる必要があります。
百貨店やスーパーに売っているチリメンは綺麗に選別して、混ざりものを抜いているのでほとんどチリメンモンスターは入っていません。
特に、高級チリメンになればなるほど入っていません。
格安スーパーや魚屋さんで売っている「お徳用チリメン」や「釜揚げしらす」であればちょこちょこ入っているのですが、いろんな種類のチリメンモンスターを見つけたいなら、無選別とうたっているものがおすすめです。
ではそれはどこに売っているのかと言うと、普通には売っていないんですよね。
漁協が近くにあれば、頼んでもらってくるという手もあります。
大阪府にあるきしわだ自然資料館で期間限定で無料配布していることもあります。無料配布の告知はこちら。
一番ポピュラーな方法は、和歌山県湯浅のチリメン・しらす屋さんである「カネ上」公式サイトから通販で購入することです。
こちらでチリメンモンスターを購入すると、「チリモン図鑑パンフレット」がもらえるので、調べるのに役立ちます。
通販を待っている時間はない、手軽に最短ですませたい、という方は上述の「お徳用チリメン」、「釜揚げしらす」でトライしてみてください。
チリメンモンスターの探し方
無選別やそれに近いチリメンが手に入ったら、チリメンモンスターを探しましょう。
チリメンモンスターはとても小さいので、ピンセットで選別していくと良いでしょう。
タコやカニの幼生のような明らかに魚ではないものはわかりやすいですが、カタクチイワシ以外の魚も結構いますので、注意して探してみましょう。
チリメンモンスターを見つけたら、写真に撮っておきましょう。(生ものなのでそのままだと腐ります・・・)
チリメンモンスターの調べ方
見つけたチリメンモンスターはチリメンではないことはわかりました。
それでは一体何なのか、一種類ずつ調べてみましょう。
「カネ上」でチリメンモンスターを購入した方なら、ついてくる「チリモン図鑑パンフレット」で大方調べることができるはずですが、中には載っていないものや、わかりにくいものもいるかもしれません。
そこでおすすめなのが、こちらのチリモン図鑑。
チリモン図鑑はネイチャーおおさかが運営している「みんなで作るWEB図鑑」です。
自分でみつけたチリメンモンスターを投稿することもできますよ。
きしわだ自然資料館が発行している書籍で調べてみるのも良いですね。
きしわだ自然資料館は2004年より「チリメンモンスターをさがせ!」というイベントを行い、チリメンモンスターの魅力を広め続けてきた博物館です。
自由研究のまとめ方
自由研究をやってみたは良いけれど、どうやってまとめていいのやらという悩みも生まれます。
まとめ方はさまざまだと思いますが、一例をご紹介します。
- チリメンモンスターを一匹ずつ写真にとり、名前や大きくなったらどのような魚になるかなどを調べてオリジナルの図鑑を作る。
- 産地や入手時期によって混入するチリメンモンスターの種類に違いがあるかを調べる。
- 「選別されていないちりめん」と「スーパーのちりめん」でチリメンモンスターの量の違いを調べる。
サクラクレパスの「自由研究報告ブック」は、表紙や方眼入りの画用紙、写真印刷用のインクジェット紙、付属資料などを入れるクリアファイルが揃っていて、おススメです。
イベントに参加する
水族館や博物館などで「チリメンモンスターをさがせ!」というイベントが行われていることもあります。
無料から数百円で参加できるところがほとんどです。
チリメンモンスター入りのチリメンが用意され、見つけたチリメンモンスターのについてもスタッフさんが教えてくれますので取り組みやすいかと思います。
お近くで開催されていれば利用してみるのも良いでしょう。
自由研究は本来、身の回りにある科学的な謎に目を向け、興味を広げるための学習です。
毎年頭を悩ませる大変な宿題ですが、これが科学に触れるきっかけとなると良いですね。