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ブログ、久しぶりの更新となりました!
年度始めで忙しくしていました・・すみません。
さて、今回は水族館にもいるネコ、スナドリネコについてご紹介したいと思います。
スナドリネコってどんなネコ?
スナドリネコとは
スナドリネコはインドから東南アジアにかけての沼地やマングローブの森に生息しています。
近年、開発による沼地の減少にともなって、個体数が減っています。
現在は絶滅危惧種にも指定され、保護の対象となっています。
スナドリネコは体長60~80㎝、尾長25~30㎝、体重6~10kgほどの大きさです。
これは一般的なイエネコの3倍ほどの大きさとなります。
体格もイエネコと比べるとがっしりしており、黒い筋模様と斑点模様が特徴的です。
スナドリネコの食べ物は魚?
日本では「ネコは魚を食べるもの」というイメージがありますが、実際のネコはほとんどが肉食。ネズミなどの小動物などの肉を食べています。
ネコは魚が好きと言うのはまったくの誤解。
そんなネコ科にあって、スナドリネコは魚を主食としている珍しい動物です。
スナドリネコは魚以外にも貝やカエル、ザリガニ、陸上ではネズミや鳥なども捕って食べています。
スナドリネコはヒョウをも倒す?
スナドリネコの性格は獰猛で、時に牛や羊、犬なども襲います。
ヒョウとスナドリネコを隣の檻に入れておいたところ、スナドリネコが金網を食い破って倍ほどの大きさのヒョウを殺した、などという記録もあるなんとも凶暴なネコなのです。
スナドリネコは水かきを持っている
スナドリネコはネコでありながら前足の指の間に水かきを持っています。
スナドリネコはこの前足を使って水中を上手に泳ぎ、水中の獲物を捕まえているのです。
スナドリネコの名前の由来は?
スナドリネコは英語名「Fishing Cat(フィッシングキャット)」と言います。
和名のスナドリネコは英語名をそのまま日本語にしたもので、「すなどる(漁る)」とは「漁をする」という意味です。
漁るネコ、ということでスナドリネコという名前となりました。
スナドリネコのいる水族館
スナドリネコのいる水族館は鳥羽水族館(三重県)です。
鳥羽水族館では2023年3月に、3頭のスナドリネコの赤ちゃんが誕生しました。
これで鳥羽水族館で飼育されているスナドリネコは8頭となりました。
実は、お母さんの「パール」は2022年の2月と7月にも出産しています。
展示については、バックヤードで暮らしている子もいるので、全頭見ることができるわけではありません。
赤ちゃんの展示は5月ごろを予定しているそうです。
公式ホームページなどでチェックしてお出かけください。
スナドリネコのいる動物園
スナドリネコのいる動物園は神戸どうぶつ王国(兵庫県)です。
スナドリネコは2023年4月現在、鳥羽水族館と神戸どうぶつ王国の2館園でのみの飼育となっています。
過去には天王寺動物園(大阪府)や東山動物園(名古屋市)でも飼育されていました。
神戸どうぶつ王国では、熱帯の湿地エリアで見ることができます。
飼育されているのは2頭ですが、1頭ずつ交代で展示しているため、2頭同時に見ることはできないようです。
神戸どうぶつ王国のスナドリネコが魚をすなどる様子がこちらです。
やはり、イエネコと比べると野性味を感じるというか、勇ましいですね。
ぜひ実際のスナドリネコにも会いに行ってみてくださいね!