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地球上の約70%を占める海。その約95%は未開の地だといいます。
海には謎が多く、そこにはまだわたしたちの知らない生物が棲んでいるかもしれないのです。
実際、昔から海では正体不明の未確認生物(UMA)を見たという情報が多数寄せられています。
その中でも特に興味深い5種とその正体と言われている生き物をご紹介します。
シーサーペント
シーサーペントとは
古くから世界中で目撃例のあるもっとも有名な海洋未確認生物です。
転じて、海で目撃される未確認生物すべてをシーサーペントと呼ぶこともあります。
シーサーペントの外見は蛇のように細長く、体長は最大で60mほどにも達します。
中世以降には目撃例が増え、当時の海図にはシーサーペントが記されているものが多く残されています。
シーサーペントの歴史
シーサーペントの歴史は古く、ギリシャ神話や旧約聖書の中にも登場します。
最も古いとされる目撃情報は、紀元前4世紀アリストテレスの書いた著書の中に記されています。
それによると、巨大なウミヘビがリビア沖で船をおそったり、海岸で牛を食べていたとされています。
そのような昔から現代に至るまでシーサーペントの目撃談は後をたちません。
もうこれは海には何かいると思わざるを得ないでしょう。
シーサーペントの正体とは
シーサーペントの正体はリュウグウノツカイやオオウナギである説が有力です。
オオウナギは体長2mほどで太平洋からインド洋の熱帯・亜熱帯域に分布しています。
リュウグウノツカイは深海魚で海上に姿を現すことはまれですが、太平洋・インド洋・大西洋に広く分布しており、最大では11mを超す個体も確認されています。
このような生物が時に船の前に姿を現したり、蜃気楼によってさらに巨大な幻影になったことでシーサーペントが生まれたのではないかと考えられます。
もっとも、モササウルスの生き残りであるという説や絶滅生物メガロドンであるという説もあり、更なる研究が待たれるところです。
ニューネッシー
ニューネッシーとは
1977年、日本の遠洋漁船がニュージーランド近海で正体不明な巨大生物の死体を引きあげました。
その死体はひどい腐敗臭をはなち、全長は10mであるのに対し、首の長さは1.5mあったといいます。
その死体はあまりにも臭かったため、写真撮影をしたのち、ひげのようなものを数本採取して海に戻されました。
撮影された姿が有名なネス湖のネッシーに似ていたため、この生物は「ニューネッシー」と名づけられました。
漁船の乗組員によると、ニューネッシーの腐敗臭は、これまでに嗅いだことのない臭いであったといいます。
ニューネッシーの正体とは
ニューネッシーの正体はウバザメであるという説が濃厚です。
ニューネッシーが発見された際、持ち帰ったひげのようなものの成分を分析した結果、ウバザメのひげと酷似しており、これがウバザメ説の根拠となっています。
首長竜のように見えたのは、ウバザメの死体が腐敗によってあごなどの部位が剥がれ落ちたためであると考えられます。
グロブスター
グロブスターとは
グロブスターはグロテスク・ブロブ・モンスターの略称です。
その名の通り不気味でぶよぶよした怪物、もとい肉の塊で世界中の海に漂着しています。
日本でも2013年に奄美大島で発見されました。
グロブスターの色は白や灰色で時に短い毛のようなものが生えているものもいます。
大きさは大きいものでは20m以上に達します。
最大の特徴は大変ひどい悪臭をはなっていることで、これはどのグロブスターにも共通しています。
頭部や骨がないことから未知の生物なのではないかと言われています。
グロブスターの調査
グロブスターは悪臭がひどく、置いておくとさらに腐敗が進むので忌み嫌われています。
そのためすぐに処分され、研究されることは少なく、正体不明のままです。
そのような中、グロブスターの成分を調べたところ、コラーゲンでできていることがわかりました。
また、毛のように見えたものは、腐敗して筋繊維がむき出しになったものであると考えられます。
グロブスターの正体とは
グロブスターの正体はクジラの死体ではないかという説が有力です。
日本を含め、世界各国で毎年多くのクジラが座礁します。
生きたまま座礁するものもいれば、死体となって流れ着くものもいます。
腐敗したクジラの死体は強力な悪臭を発し、時に腐敗により体内に溜まったガスによって爆発することもあります。
このような原型をとどめていないクジラの死体の一部がグロブスターなのではないかというのです。
一方、グロブスターのはなつ悪臭はクジラの死体のそれとは違う臭いであるとも言われています。
グロブスターが未知の生物の死体であることもまた、否めないのです。
トランコ
トランコとは
1922年、南アフリカ共和国の沿岸でシャチ2頭と戦う謎の生物が目撃されました。
その生き物は象の長い鼻のような器官を持っていたため、「トランク(英語で象の鼻の意味)」から「トランコ」と名づけられました。
その後トランコは死体となって海岸に流れ着きました。
その大きさは約15m、全身が20cmほどの白い毛におおわれていて、鼻のような器官は1.5mほど。アザラシに似たヒレとロブスターのような尾を持っていました。
未知の生物の登場に現地は騒然となりましたが、トランコの死骸は調査が行われる前に波にさらわれて消えてしまいました。
トランコ対シャチ
最初にトランコが目撃された時、トランコはシャチ2頭と戦っていました。
噛みつくシャチにトランコは長い鼻のようなもので応戦し、その戦いは3時間にも及んだとも言われています。
トランコ15mに対し、シャチの体長は一般的に6mほどです。
2対1とは言え、シャチにとっても厳しい戦いであったことが想像できます。
そして後日、敗れたトランコが浜辺に打ち上げられたのです。
トランコの死骸は頭部をちぎられ、全身から血液が抜けた状態でした。
シャチはサメなどを捕食する際も、臓器を好み、肉はすてることがあるといいます。
トランコの肉はシャチのお好みでなかったのかもしれません。
シャチは現在地球上に棲む生物で最強と言われています。
巨大な未確認生物までチームプレイで倒してしまうシャチの強さには感心しますね。
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トランコの正体とは
トランコの正体は一体何でしょう。
一説にはトランコもグロブスターの一種だと言われています。
つまりクジラの死体なのではないかということです。
毛のように見えたのもグロブスター同様に筋繊維であると考えられます。
しかし、トランコは生きて戦闘している状態が確認されています。
トランコは新種の海棲哺乳類であるかもしれないのです。
象のような大きな鼻をした海棲哺乳類にゾウアザラシがいます。
ゾウアザラシの鼻が大きいといってもトランコのように長くはありませんし、体長も生息圏が重なるミナミゾウアザラシで最大6.5mほどです。
トランコが目撃されたのは、この一回だけで詳しいことはまったくわからないのです。
また私たちの目の前に姿を現してくれることを期待したいですね。
ニンゲン
ニンゲンとは
ニンゲンは2000年代になって日本の調査捕鯨船や南極観測船によって目撃されている比較的新しいUMAです。
ニンゲンは全身が真っ白で人間のような形状をした巨大生物で大きさは20~30メートルほどだとされています。
そのほか人間の上半身を2つつなげたような形状のものや、全身が黒い個体などさまざまな亜種がいるとも言われています。
ニンゲンは危険性の低いUMAで、警戒心が強く、近づくと逃げてしまいます。
北極にも同様の生物がおり、こちらは「ヒトガタ」と呼ばれますが、同種の存在だと考えられます。
Googleアースにニンゲンが映り込んでいると言われ、騒ぎになったこともありますが、真相は定かではありません。
海坊主との関連性
日本では古くから「海坊主」という妖怪が目撃されています。
海坊主は数メートルから数十メートルの大きさの黒い坊主頭の巨人で、船を破壊すると言われています。
海坊主の目撃例は昔に限ったことではなく昭和時代にもあります。
1971年宮城県の女川のマグロ漁船が海坊主らしきものと遭遇したと当時の新聞にも記録されています。
幸い船は無事でしたが、それは魚ともクジラとも違う得体のしれない生物だったと言います。
この海坊主とニンゲンが同じものではないかとも考えられています。
ニンゲンの正体とは
ニンゲンの正体は新種のクジラなのではないかと言われています。
クジラの仲間は現在90種あまりが確認されていますが、世界の海はまだまだ広く、すべてを知ることはできません。
近年でも、2019年に北海道のオホーツク海沿岸で座礁していたクジラが新種であると認められました。
このクジラは体長8mほどの黒っぽいクジラでクロツチクジラと命名されました。
ましてや南極は未知の世界であり、私たちのまだ知らないクジラが存在しているかもしれないのです。
哺乳類であるクジラの祖先はかつては陸で4足歩行を行っていました。
海の環境に適応していくなかで、次第に前脚はヒレに、後脚は失われ、現在のクジラとなりました。
ニンゲンがいまだ手足を残した新種のクジラとして発見される日がくるかもしれませんね。
ほかにも広い海にはたくさんの未確認生物がいるとされています。
未確認生物についてもっと知りたい方はこちらの書籍を読んでみてください。
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