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伝説ポケモンの中でも圧倒的人気を誇る「かいていポケモン」カイオーガ。
このカイオーガって何だと思いますか?
どう見てもシャチだと思うのですが、公式からはポケモンのモデルは発表されていません。
今回はシャチとポケモンカイオーガの共通点を集めてみました。
カイオーガのモデルがシャチであると思う理由をさまざまな角度からご紹介したいと思います。
カイオーガとシャチの共通点
名前
カイオーガの名前の由来は正式に発表されていません。
なので、推測していくことになります。
ホウエン地方で「海の化身」と言われていることや、海洋生物のような見た目から「カイ」は「海」だと言ってよいでしょう。
カイオーガは伝説のポケモンであり、海を支配する者なので、「海」+「王」から名づけられたのではないかと考えることができます。
また、カイオーガは英語表記にるすと「Kyogre」です。
「ogre(オーガ)」とは英語で恐ろしい怪物、鬼のような存在のことを指しています。
「海」+「オーガ(鬼)」と考えることもできるでしょう。
海の王者と言えばシャチ。海のギャングとも呼ばれていて、鬼と言うにもふさわしい存在です。
そのまま「海」+「オルカ(=シャチのこと)」であるという説もあります。
大きさ
カイオーガとシャチを比べてみると、実はシャチの方が大きいです。
伝説のポケモンより巨大なシャチ。海の王者としての風格を備えていますね。
シャチはオスとメスではやや大きさが異なります。
オスの方が身体が大きくなり、最大で体長9.8m・体重10トンほどになります。
カイオーガはゲンシカイキすることで、大きさも変化します。
体長だけで見ると、最大級のオスシャチとゲンシカイオーガは同程度の大きさであることがわかります。
一方、体重ではカイオーガの方が、圧倒的に軽くなっています。
カイオーガ | ゲンシカイオーガ | シャチ(最大値) | |
体長 | 4.5m | 9.8m | 6m(9.8m) |
体重 | 352.0㎏ | 430.0㎏ | 3~4t(10t) |
外見
カイオーガの外見はシャチとよく似ています。
丸いフォルムや背側が濃い色で腹側が白いという配色がシャチを思わせますね。
カイオーガは青い色をしていますが、ゲンシカイキすると紺色になり、よりシャチに近い見た目となります。
色違いのゲンシカイオーガの色は黒で、まさにシャチのような風貌です。
カイオーガにはアイパッチを思わせる模様があります。
アイパッチとはシャチにある特徴的な模様で、目の後方上にある楕円形の白い部分を指します。
吻(くちばし)が短く先端が丸い所も同じです。
バンドウイルカなどは長い吻を持っています。
ハクジラと思われる歯
カイオーガの口の中を見ると、犬歯のような歯が大量に生えていることがわかります。
シャチの口の中にも同じように円錐形の歯が生えています。
シャチはハクジラと言って、歯をもつクジラの仲間です。
クジラの仲間にはヒゲクジラといって歯を持たないクジラもいます。
歯の特徴からカイオーガもハクジラなのではないかと推定されます。
海棲哺乳類と思われる尾びれ
カイオーガの尾びれは4つに分かれており、明らかにシャチのそれとは異なりますが、注目したいのは付き方です。
カイオーガの尾びれは横向きについています。
これはシャチやイルカなどの海棲哺乳類の尾びれの付き方と同じです。
サメなどの魚類であれば尾びれの付き方は縦向きとなります。
このような違いは、哺乳類と魚類で泳ぐときに身体の動かし方が異なるため生じます。
カイオーガはシャチと同じ海棲哺乳類の特徴を持っているといえます。
鯨偶蹄目と思われる胸びれ
カイオーガの胸びれに注目します。
カイオーガの胸びれを見ると、4つの爪があるのが見て取れます。
これはカバやブタなどの蹄と同じです。
これら指が偶数本(2あるいは4本)ある動物はかつて「偶蹄目」と呼ばれていました。
近年になって、この偶蹄目とシャチを含むクジラ目は進化の過程が同じ仲間であることがわかり、「鯨偶蹄目」という新しいグループとなりました。
シャチの胸びれには爪はありませんが、骨格を見ると指骨があり、手のような形状をしていることがわかります。
シャチなどクジラの手指の骨は5本に分かれているのですが、系統としてはカバに近いとされています。
カイオーガも鯨偶蹄目の特徴を兼ね備えているのです。
しおふき
カイオーガが持っている技のひとつに「しおふき」というものがあります。
クジラがしおを吹くのは有名ですよね。
シャチもクジラなのでしおふきをします。
しおふきの正体はクジラの呼吸です。
シャチなどのクジラの鼻は呼吸がしやすいように頭の上にあります。
呼吸をする際に、海面から鼻を出し、息を吐きだしたものがしおふきなのです。
それにしてもカイオーガのしおふきは強力ですよね。
カイオーガと「鯱」の伝説の共通点
鯱とは何か
「鯱」というのは身体が魚で頭が虎、天に向かって反り返る尾を持つという想像上の生き物です。
シャチと鯱は本来異なりますが、シャチに漢字を充てる際もこの「鯱」を使います。
もともとシャチは日本では単に「クジラ」とか「サカマタ」と呼ばれていましたが、明治以降「鯱」の字をあてて「シャチ」と呼ぶようになりました。
シャチホコの伝説
シャチホコは伝説上の生き物鯱を模した装飾瓦のことを指します。
尾が鉾のような形状をしているためシャチホコと呼ばれます。
名古屋城の金のシャチホコが有名ですが、お城にシャチホコを飾るようになったのは織田信長の安土城が始まりとされています。
建物が火事になった際、シャチホコが水を吹き出して火を消してくれると言われています。
カイオーガもまた、干ばつになった際には大雨を降らせて人々を救ったと伝わっています。
鯱もカイオーガも水によって人々を救うという点で共通しています。
カイオーガとシャチの決定的な違い
カイオーガは群れない
シャチは普通数頭から数十頭の群れをつくって生活しています。
群れは母親を中心として構成され、一生をその群れで暮らします。
一方でカイオーガは基本単独行動です。
カイオーガは伝説のポケモンであり、一匹しか確認されていないので、群れたくても群れられないのかもしれません。
カイオーガは海溝で眠っている
シャチは哺乳類なので、海溝で眠るなどと言うことは考えられません。
シャチは定期的に水面に出て息継ぎをしており、潜水可能時間は15分程度です。
眠る時も半球睡眠といって、脳の半分が眠り、残りの半分が覚醒している状態で溺れることを防いでいます。
カイオーガは長い間海溝の深い所で眠っていました。
当然その間肺呼吸できないわけです。
カイオーガはエラ呼吸ができる生物なのかもしれません。
もちろん、ポケモンの生態は人知を超えているので、そもそもカイオーガが呼吸を必要とするのかもわかりません。
結局カイオーガとは何者か
ポケモンの世界には動物はいないとされています。
当然シャチもいないはずです。
しかし、ポケモンの中には「ねずみポケモン」のように、種別に動物の名前が付いたものもいます。
カイオーガは「シャチポケモン」でない以上、シャチではないのです。
私たちの世界にいる最強の生物シャチにホウエン地方の伝説のポケモンがたまたま近い見た目をしていた、ということにしておきたいと思います。
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