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2024年6月に満を持して神戸須磨シーワールドがオープンしましたね!
開園を心待ちにしていた人たちが訪れ、連日大盛況となっています。
開園後初めての夏休み期間をむかえ、日によって当日券が夕方から発売されるなど、なかなか敷居の高い状態に。
公式サイトから日時指定予約でサクッと入場するのがおススメです。
私は年間パスポートを入手できたので、ちょくちょく行かせていただいています。
現時点での感想と見どころだと思う点をまとめてみました。
目次 非表示
目玉は西日本初のシャチ展示
神戸須磨シーワールドのシャチたち
神戸須磨シーワールドには2頭のシャチがいます。
2頭の関係は母と娘。仲良くコミュニケーションをとっている姿を見ることができます。
ステラ
ステラは1985年にアイスランドから日本にやってきたメスのシャチです。
オスのビンゴ(2014年死亡)とのあいだに5女をもうけています。
長女ラビーと次女ララは鴨川シーワールド、四女ランは神戸須磨シーワールド、五女リンは名古屋港水族館にいます。
三女サラは残念ながら亡くなっています。
また、長女ラビーにも2子(鴨川シーワールドのルーナ♀、名古屋港水族館のアース♂)がおり、おばあちゃんでもあります。
現在日本にいるシャチはすべてステラの系統です。
背びれに切れ込みがあるので、見分けやすいかと思います。
ラン
ランは2006年生まれ、ステラの第4子の女の子です。
見分ける際は、右のアイパッチ(目の横の白い部分)がわかりやすいかと思います。
鳥のクチバシのような形をしていて、中央付近に小さな黒い点があります。
神戸須磨シーワールドオープン以来、ショーの中心をつとめています。
神戸須磨シーワールドのシャチはどこからやってきたのか
神戸須磨シーワールドのシャチは一体どこからやってきたのでしょうか。
開園前にはフランスの水族館からやってくるという噂もありましたが、蓋を開けてみるとやってきたのは日本の水族館から異動になったシャチたちでした。
ステラの場合
ステラは名古屋港水族館からやってきました。
ステラはもともと鴨川シーワールド所属のシャチで、名古屋港水族館に貸し出されていました。
契約満了にともなって、鴨川シーワールドと同系列の神戸須磨シーワールドに移送されました。
ランの場合
ランは鴨川シーワールドからやってきました。
ランはステラの第4子として鴨川シーワールドで産まれています。
2011年に母ステラ父ビンゴとともに名古屋港水族館に移されましたが、2015年12月にランのみ鴨川シーワールドに戻っています。
今回神戸に移ったことで、8年以上ぶりの親子の再開となりました。
シャチのパフォーマンスを見た感想
シャチのパフォーマンスはどれくらい濡れる?
シャチのパフォーマンスはその巨体を活かしたダイナミックなジャンプによって、観客席に相当な水がかかります。
また、腹びれや尾びれで直接水をかけてくることもあります。
「前から8列目までは水がかかります」とアナウンスされていますが、場合によってはもっとかかります。
中央の通路より前はどこにいても水がかかるかもしれない、という感じでしょうか。
特に前3列くらいまでは、滝のような水を浴びることとなり、ポンチョを着ていても覚悟が必要です。
水と言ってもシャチプールの水は「海水」なので、電子機器や鞄など濡れてしまうと壊れたり、傷んだりすることがあるので注意です。
シャチのパフォーマンスは何回見るべき?
シャチのパフォーマンスは何度見ても楽しめます。
ショーの内容は毎回同じではありませんし、席を変えて色んな角度から楽しむのも良いでしょう。
オープン日に見た時には、ランがショーの中心をつとめていて、ステラは完全にサブといった印象でした。
ランは直近まで鴨川シーワールドでパフォーマンスを披露してきています。
対してステラは名古屋港水族館にいたので、シーワールド系のパフォーマンスに慣れていないのかな、と思いました。
名古屋港水族館のシャチのパフォーマンスは、「公開トレーニング」です。
シャチがジャンプをしたり、ランディングしたりするのにあわせて生態の紹介をするといったゆったりした内容です。
しかし、6月下旬に行った時には、ステラがルーピングキックという高い所にあるボールを尾びれでタッチする技をやっていて、これには感動しました。
なんと7月にはトレーナーさんを乗せたパフォーマンスも披露していました。
メキメキと成長しています!
シャチの成長を見守るのも楽しみ方のひとつ。何度行っても何度見ても楽しめると思います。
シャチのトレーニング
オルカスタジアムは各回入れ替え制になっているのですが、最終回のあとは解放されていて、自由に見学することができます。
平日の最終ショーの後、トレーニングが行われているようでした。
ステラとランが、新しい技に挑戦しています。
オープンからどんどん色々なことができるようになっている2頭ですが、日々努力を重ねていたのですね。
本番ではまだ行われていない技も見ることができるかもしれません。
しかもこの時間帯は一番空いていてゆっくり見学することができます。是非チェックしてみてください。
おもちゃで遊んだり、トレーナーさんとの仲良さそうなオフの仕草も癒されますよ。
オルカラボでシャチについて学ぶ
シャチの骨格標本
オルカラボに展示されているオスのシャチの骨格標本。
こちら「ビンゴ」というシャチなのではないかと言われています。
ビンゴはステラと同時期に鴨川シーワールドにやってきたオスシャチで、鴨川シーワールドからのちに名古屋港水族館で飼育されていました。
ステラの夫であり、ランをはじめとした子どもたちのお父さんでもあります。
残念ながらビンゴは2014年に名古屋港水族館で亡くなりました。推定32歳でした。
オスシャチの寿命はメスに比べて短く、30年程(最長で50年)とも言われています。
ビンゴの死因は寿命だったのか、はっきりとはわかりません。
たくさんの子どもを残し、多くの人に愛されてきたシャチでした。
ステラ、ランだけでなく、ビンゴまで一緒に神戸にやってきているなんて、胸が熱くなりますね。
シャチの貴重映像
オルカラボとその隣のオルカホールでは、映像でシャチについて学ぶことができます。
貴重なシャチの出産シーンや、知床半島に現れる幻の白シャチの映像も見ることができます。
シャチを見ながら食事する
オルカスタジアムの一階には、シャチを見ながら食事ができるビュッフェ式のレストラン「ブルーオーシャン」があります。
こちら2024年7月現在、開館前から整理券を配るほどの盛況ぶりなのですが、7月31日からWEB予約が始まる(8月3日利用分から)ので、利用しやすくなるかと思います。
また、オルカスタジアム2階の売店で軽食を買って、パフォーマンスを見ながら食べることもできます。
シャチ以外の見どころ
迫力満点のドルフィンパフォーマンス
神戸須磨シーワールドでパフォーマンスを行っているのはシャチだけではありません。
ドルフィンスタジアムで行われるバンドウイルカたちのショーも人気です。
見どころは何と言ってもイルカとトレーナーさんの共演です。
イルカがトレーナーさんを押して泳ぐ、イルカプッシュ。スピード感に圧倒されます。
イルカに押されたトレーナーさんが水面から飛び出るイルカロケット。飛距離があって美しいです。
次々と繰り出される技の数々に息つく暇もありません。
夏休み期間には光の演出を加えたナイトパフォーマンスも行われるようで、こちらもシャチ同様何回見ても飽きさせないパフォーマンスとなっています。
アクアライブの生き物たち
アクアライブという西の建物には、主に須磨海浜水族園(神戸須磨シーワールドができる前にあった市営水族館)時代の生き物達が展示されています。
魚の展示空間はやはり鴨川シーワールドに似ているなと思いました。
海獣類はカリフォルニアアシカ、ゴマフアザラシ、マゼランペンギンとちょっと少ないかなという印象です。
スミマセン・・・スペース的に仕方がないのかなとは思います。
6月に産まれたと思われるとっても小さなアシカの赤ちゃんがいたのにはテンションあがりました。
太っ腹の無料コーナー
アクアライブ1階には、なんと無料でお魚たちを見ることができる「スマコレクション」というコーナーがあります。
スマコレクションにはアロワナやチョウザメなどの淡水魚が展示されているのですが、大きな淡水魚は見ごたえがありますね。
特筆すべきは世界最年長のロングノーズガーがいることです。
須磨海浜水族園時代に「がーじい」という名で愛され、阪神大震災の停電からも生き抜いた貴重な存在です。
がーじい、君無料で展示されていたのか。
ほかに、須磨海浜水族園の歴史を学ぶこともできるようになっています。
懐かしの写真の数々に思わず足を止めてしまいます。
本当にタダ??と思うレベルなのですが、須磨海浜公園の利用者にむけて無料で公開しているそうです。
大充実のショップ
オルカスタジアムの1階とドルフィンスタジアム1階にそれぞれショップがあります。
どちらもショップを利用するには、水族館に入場する必要があります。
ショップは微妙にラインナップが違います。
特にオルカスタジアムのショップは賑わっていて、パフォーマンス直後は混雑必至。
オープン直後とかパフォーマンスの最中は空いている感じがしました。
水族館内でみんな持っているシャチのぬいぐるみはオルカスタジアムのショップ前にある「オルカくじ」のものですが、ドルフィンスタジアムでは「ドルフィンくじ」もやってます。
こちらシャチに比べて閑散としていて・・・ちょっと切なくなります。
今度行ったらイルカのくじを引いて帰ろうかな。