姫路大博覧会跡地にある姫路市立水族館は昭和レトロなおしゃれスポット

ひめすい

高度経済成長期の姫路で、大きな博覧会があったのをご存じですか?

当時メイン会場となった手柄山は、姫路駅から山陽電鉄で一駅!当時はモノレールが運行していました。

モノレールは8年で運休しましたが、橋脚の一部は今も姫路の街の中に溶け込んでいます。(これを探してまわるだけでも楽しめます。)

博覧会の跡地は、手柄山中央公園として今も市民の憩いの場となっています。

その中にある、姫路市立水族館をご紹介します!

手柄山公園庭園の写真

姫路市立水族館概要

「山の上の水族館」

1966年に開催された「姫路大博覧会」の跡地である手柄山中央公園

こちらには、当時のパビリオンが今もなお残っています。

お城のように見えるのは「スリラー塔」。今でも中に入ることができます。

そして「海底探検館」を改装して開業したのが、姫路市立水族館です。

手柄山の中腹にあり、立地が珍しい「山の上の水族館」としても知られています。

姫路市立水族館の展示内容

姫路市立水族館では播磨地方の身近な生き物を展示しており、本館では主に海の、新館では主に里(川)の生き物を見ることができます。

海獣などの大型の生き物はいませんが、仕掛けのある説明パネルや見上げる水槽など展示方法の工夫で、楽しみながら学べる水族館となっています。

姫路市立水族館外観

姫路市立水族館はカメの展示に注目

姫路市立水族館はカメの展示に力を入れています

珍しいカメの剥製がずらりと並んでいて、カメの学習にぴったりです。

生体ももちろん多数飼育しています。

カメのエサやり見学イベント

ウミガメ

本館にあるウミガメプールには産卵用の砂場が完備。何度も孵化に成功しています。

ウミガメたちのエサやりを見学することもできます。

ウミガメは魚やイカ、キャベツも食べます。

リクガメ

新館にいるケヅメリクガメのリク君とゴン君。

こちらもエサやりを見学できます。エサはニンジンや葉野菜を食べていました。

ケヅメリクガメが展示室にいないときは、屋上を散歩させているそうですよ。

ケヅメリクガメのリク君の写真

そのほかのエサやり見学イベント

ほかにもヌートリアやフンボルトペンギンのエサやりを見ることができます。

イベントの時間は公式サイトからご確認ください。

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外来種のカメたち

外来種のワニガメカミツキガメも展示されています。たまたまエサやりを見ることができました。

公式のイベントではないようなのでエサをやる時間は不明です。

飼育員さんが魚を水槽に投げ入れて与えていました。肉食のカメです。

カメたちは争うようにやってきて、一瞬で食べてしまうので目が離せません。

魚を食べるワニガメ

カメに関する特別プログラム

カメの産卵観察会

毎年6月には「カメの産卵観察会」が行われています。

クサガメ、イシガメ、アカミミガメが砂場で産卵する様子を観察することができます。(要申込。定員あり)

タートルバンク

小学校1・2年生のお子さんとその保護者を対象に、水族館の飼育場で生み落とされたクサガメの卵をふ化容器とともに貸し出しています。

卵からかえったカメの里親になれるというとっても貴重な体験ができちゃうんです。

こちらも夏ごろ水族館のホームページなどで募集があり、応募者多数の場合は抽選となります。

体験型の展示

五感で楽しむ

姫路市立水族館では五感を使って楽しむことができるように、様々な工夫がされています。

子供たちの学びにもぴったりな水族館と言えますね。

その一部をご紹介します。

ダイヤルを回すと様々なカエルの鳴き声を聞くことができます。

カエルの声を比べることが出来るコーナーの写真

様々な魚の皮やペンギンの羽に触ることができます。ペンギンの羽はフカフカです。

魚の皮とペンギンの羽を展示したコーナーの説明

カブトガニなどを下から眺めることがでるコーナーがあります。

カブトガニの展示コーナーの説明

タッチングプール

本館1階のタッチングプールでは様々な水の生き物に触れることができます

なんと日本初のタッチングプールとも言われています。

タッチングプールでエイは鉄板ですが、ここのエイはめちゃくちゃでっかい!

手を水槽に入れていると、エイやサメが恐れることなくあちらからやってきます。

「キケン」「嚙まれます」などと書かれていますが・・本当に元気がいいのでタッチする際には噛まれないようお気を付けください。

タッチングプールの写真

姫路城をながめる

言わずと知れた世界遺産姫路城

なんと本館1階の展望スペースから姫路城を眺めることができるんです。

肉眼でも見えますが、観光望遠鏡も設置されていて(無料)じっくり眺めることができます。

姫路城をバックに写真を撮れるコーナーもありますよ。

モノレール展示室

モノレール展示室は無料

水族館新館の2階に併設されているのが手柄山交流ステーション・モノレール展示室です。

水族館に来たらこちらも絶対見るべき!

ノスタルジックな気持ちになれて、料金は無料です。

モノレール展示室の展示内容

姫路大博覧会の紹介

姫路大博覧会当時の手柄山を知ることができるコーナーや全国のモノレールを紹介したコーナーなどあります。

博覧会は大盛況だったことがわかります。

モノレールに乗る

当時のモノレールの車両に乗車できるコーナーは必見!

姫路名物御座候の当時の看板はとっても趣があります。水飲み場やごみ箱などの備品もなんともレトロ。

高度経済成長期の古き良き昭和を感じることができますよ。

モノレール展示室の説明

姫路市立水族館へのアクセス

電車で行く

山陽電鉄「山陽姫路」駅

山陽電鉄本線 神戸・大阪方面行 1駅

山陽電鉄「手柄」駅

徒歩10分

姫路市立水族館

車で行く

公園周辺には姫路市まちづくり振興機構が運営している駐車場が複数あり、普通車一日200円と便利です。

詳しい場所はリンク先を参考にしてください。

姫路駅や姫路城周辺の駐車場情報もあります。(料金はそれぞれ異なる)

姫路市立水族館周辺情報

食事するところはある?

姫路市立水族館にはレストランや喫茶コーナーがないので、食べてから行くのがおすすめです。

本館2階の休憩スペースに、自動販売機とセブンティーンアイスはありました。

手柄山公園内にも、飲食店はありません。

以前は展望台があり、そこにレストランもあったのですが、今は閉鎖されています。

少し歩けばイオンモールがあったり、手柄駅付近にも飲食店はあります。

暖かい時期にはお弁当持参で、というのもいいですね。

周辺の観光スポット

姫路城

手柄山温室植物園

水族館と同じ手柄山公園内にある温室植物園です。

園内にある大小2つの温室に、熱帯・亜熱帯の珍しい植物やサボテンなどの砂漠植物を中心に展示しています。

水族館の「当日半券」の提示で、入園料が割引になるサービスもあり、あわせての入園がおすすめです。

姫路城

姫路市の観光として忘れてはいけないのはやはり世界遺産姫路城です。

姫路城は数多くのドラマや映画でもロケ地として使われています。

「暴れん坊将軍」の「江戸城」もこの姫路城です。

姫路城でオーディオガイド(貸出料金600円)を借りると暴れん坊将軍こと松平健さんのお声で、姫路城の案内が聞けるというのでこちらも見逃せませんね。詳しくはこちらをご覧ください。

姫路市立水族館基本情報

姫路市立水族館(兵庫県)

場所兵庫県姫路市西延末440
(手柄山中央公園内)
営業時間9:00~17:00
休館日火曜日(祝日の場合は翌日)、
12月29日~1月1日
公式サイト姫路市立水族館 (himeji.lg.jp)
入館料大人:520円、小・中学生:210円

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