マンタのいる水族館は2か所だけ!2種類いるって知ってた?

マンタのいる水族館

9月17日は「世界マンタデー」です。

マンタかわいいですよね。水族館にいるたくさんのお魚たちのなかでも特に人気があるのではないでしょうか。

マンタって言われている生物には実は2種類いるんですよ。

今回はそれぞれの特徴や見分け方を解説しますね。

マンタはエイの一種ですが、マンタに似ているエイや、マンタに会える水族館もご紹介します。

違いがわかれば水族館をもっと楽しめること間違いなしですよ!

泳ぐマンタ

マンタとは

マンタは巨大なエイで、その姿がマントのように見えることからそう呼ばれています。

食用のほか鰓板が漢方薬になると信じられ、漁獲されてきました。

その結果生息数を減らし、2013年に絶滅危惧種に認定されています。

マンタは非常に賢い魚で、魚類の中で最も体に対する脳の割合が大きいとされています。

脳重量はジンベエザメのおよそ10倍。

ダイバーの顔を見分けることができると言われています。

釣り針がうっかり刺さってしまった時は、ダイバーに抜いてもらえるよう刺さった部位を見せるような行動をしてきたというエピソードもあります。

おとなしい性格で、毒針も持っていないため、ダイバーから人気の高い魚です。

水族館のマンタ

マンタの種類

ナンヨウマンタ

ナンヨウマンタは成長すると体盤幅(体の横の長さ)4mほどになる大型のエイです。

かつてはオニイトマキエイと混同されていました。

2009年にそれまでオニイトマキエイと呼ばれている種は、実は2種類に分けられることが判明し、別にナンヨウマンタの名がつけられました。

調査の結果、日本でオニイトマキエイと呼ばれていたもののほとんどがナンヨウマンタであるとわかりました。

主にインド・太平洋熱帯・亜熱帯海域のサンゴ礁周辺に生息し、沖縄の海でも見られます。

ナンヨウマンタ

オニイトマキエイ

オニイトマキエイは世界最大のエイで、体盤幅6mほどになります。別名「ジャイアントマンタ」とも呼ばれています。

前出のように、かつてはナンヨウマンタと同種だと思われていましたが、2009年に別の種であることが確認されました。

世界中の熱帯・亜熱帯の海に生息しますが、外洋性であるため、その生態についてはまだわかっていないことも多いです。

一見同じよう見えるオニイトマキエイとナンヨウマンタですが、上から見ると模様の入り方が違うのがわかります。

白い模様がT字型にくっきりと入っているのがオニイトマキエイで、ナンヨウマンタの模様はかすれたV字型です。

また、オニイトマキエイは口元が黒い個体が多いのも特徴です。

オニイトマキエイとナンヨウマンタの違いイラスト

マンタの仲間

イトマキエイ

マンタと同じイトマキエイ科のエイにイトマキエイがいます。

イトマキエイの名前はそのままズバリで「糸巻き」からきています。

頭の先にツノのようなひれ(頭鰭)を持っていて、それが糸巻きのように見えることからそう呼ばれます。

糸まきまき~のあれですね。

英名では、コウモリのような形をしていることからdevilray(悪魔のエイ)と呼ばれています。

でも、とってもおとなしくて悪魔とはほど遠い性格なんですよ。

日本の水族館では、海遊館(大阪府)でイトマキエイを見ることができます。

イトマキエイ
イトマキエイ

イトマキエイとマンタの違い

イトマキエイはマンタに比べてやや小ぶり、成長しても体盤幅3mほどです。

とは言え、成長途中かもしれませんので、大きさだけで見分けることはできません。

一番の見分けるポイントは口です。

マンタの口が頭部の先端にあるのに対し、イトマキエイの口は腹側についています。

また、マンタとは異なり尾の付け根には弱い毒針を持っています。

ヒメイトマキエイというさらに小ぶりな2mほどのエイもおり、こちらは美ら海水族館(沖縄県)で世界初となる展示を行っています。

マンタとイトマキエイの違いイラスト

マンタのいる水族館

マクセルアクアパーク品川(東京都)

ここが見どころ!

  • マクセルアクアパーク品川は品川プリンスホテルにある水族館。大都会でマンタに会える
  • トンネル型の水槽で、ナンヨウマンタを含む珍しいエイを真下から観察できる
アクアパーク品川イメージ

マクセルアクアパーク品川

場所東京都港区高輪4-10-30
営業時間日によって異なる
休館日年中無休
公式サイトマクセル アクアパーク品川 (aqua-park.jp)
入館料大人:2300円、小・中学生:1200円、4歳以上:400円
混雑想定日は日時指定予約が必要(詳細は公式サイトへ)

おすすめ宿泊施設

美ら海水族館(沖縄県)

ここが見どころ!

  • ナンヨウマンタ、オニイトマキエイの2種類のマンタに会える
  • ジンベエザメのいる巨大水槽に複数の大型エイが泳ぐ姿は圧巻
美ら海水族館イメージ

美ら海水族館

場所沖縄県本部町石川424
営業時間通常期 8:30~18:30
繁盛期 8:30~20:00
休館日12月の第1水曜とその翌日
公式サイト沖縄美ら海水族館 (churaumi.okinawa)
入館料大人:2180円、高校生:1440円、小・中学生:710円

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