西宮市にも水族館があった!「ミニミニ水族館」で環境について学ぼう

西宮市の水族館

リクルート社が毎年実施する「住みたい街ランキング関西版」で2021年まで4年連続1位に輝き続けた街と言えば、西宮北口です。

2022年度は一位の座を大阪梅田に明け渡したものの、ベットタウンとしての人気は不動のものとなっています。

「住みたい街(自治体)」でも西宮市は2022年現在4年連続ナンバーワン。

そんな西宮市には水生生物を展示する施設がなんと3つもあった!

今回はその中でも、交通の便抜群の西宮北口にある「ミニミニ水族館(環境学習サポートセンター)」を中心にご紹介します。

西宮北口駅

ミニミニ水族館(環境学習サポートセンター)とは

ミニミニ水族館の展示

「環境学習サポートセンター」は西宮市が運営する市内の学校や事業所の環境学習を推進する施設です。

この中に「ミニミニ水族館」が設置されており、約35種の市内の河川や水路に棲む生き物を展示しています。

川の水が循環して浄化される様子を水槽で再現したり、レッドリストに展示された生き物を紹介することで、環境を守る大切さを学ぶことができるようになっています。

水族館は無料で、西宮市民でなくても誰でも自由に見学できます。

ミニミニ水族館の展示

ミニミニ水族館入口
ミニミニ水族館入口

円筒型水槽

入口すぐの円筒型の水槽にはドジョウやヨシノボリなどがいます。

トンネルの中に入って中から観察することもできます。

土日の9:30~10:00にはえさを与えているところを見学出来ます。

ミニミニ水族館円筒型水槽
円筒型水槽とドジョウ

西宮市の河川に棲む生物

西宮市の河川や水路には、さまざまな在来生物のほか、ペットとして飼われていたものが捨てられるなどして野生化した外来種が生息しています。

在来種

西宮市の河川に棲む生物

カワバタモロコ(上)・・コイ科でため池などに棲む。絶滅危惧種。

イシガメ(左下)・・日本固有種のカメ。

ヨシノボリ(右下)・・ハゼ科で河川の中流域に棲む。

外来種

ミシシッピアカミミガメ

ミシシッピアカミミガメ・・「ミドリガメ」の名前でペットとして輸入されたものが、放流されるなどして定着。

ほかにオオクチバスやアメリカザリガニなどが展示されています。

兵庫県版レッドリストに記載された生物

兵庫県では、県下で絶滅の危機にある貴重な野生生物を独自にレッドリストに指定しています。

ミニミニ水族館では、それらの貴重な生物を見ることができます。

モリアオガエル

モリアオガエルは本州と佐渡島に広く分布するカエルです。

木の上に泡状の卵を産み付けることで知られています。

兵庫県では絶滅危惧II類の指定を受けており、生息環境の保全が喫緊の課題となっています。

セトウチサンショウウオ

セトウチサンショウウオは体長約10㎝の小型のサンショウウオです。

2019年にカスミサンショウウオから独立して新種と認定されました。

兵庫県だけでなく、2020年には環境省のレッドリストにも絶滅危惧II類として記載されました。

モリアオガエルとセトウチサンショウウオ
モリアオガエルとセトウチサンショウウオ

セトウチサンショウウオ、とってもかわいい顔をしています。

夜行性ですが出てきてくれました。

ミニミニすいぞくかんクイズ

楽しんで学習できるように、手作りのクイズが貼ってあります。

水槽の展示を見ながら挑戦してみてください。

ミニミニすいぞくかんクイズ
ミニミニすいぞくかんクイズ

問題に答えが書いてあるような気もするのですが・・

ミニミニ水族館へのアクセス

電車で行く

阪急西宮北口駅から徒歩5分です。

モスバーガーのある建物です。

ミニミニ水族館外観

車で行く

駐車場はありません。

近隣の駐車場をご利用ください。

近隣の商業施設「アクタ西宮」の駐車場(150円/30分)が便利です。

自転車で行く

駐輪場はありません。

「アクタ西宮」北側の駐輪場が便利です。(3時間まで無料)

ミニミニ水族館(環境学習サポートセンター)基本情報

場所兵庫県西宮市甲風園1丁目8-1 ゆとり生活館アミ1F
営業時間9:00~17:00
休館日月曜日(祝日の時はその翌日)、年末年始
公式サイト環境学習サポートセンター|西宮市ホームページ (nishi.or.jp)
入館料無料

西宮市にあるそのほかの水生生物展示施設

ミニミニ水族館(甲子園浜自然環境センター)

「西宮の海(大阪湾)とさかな」をテーマに海の生き物を展示しています。

水族館の展示は西宮北口の環境学習サポートセンターよりやや小さめですが、浜に来る渡り鳥を見ることもできます。

3階にある学習交流室では、海や生物に関する500冊もの専門書を閲覧することができます。

場所西宮市枝川町19番10号 浜甲子園運動公園内
営業時間9:00~17:00
休館日月曜日(祝日の時はその翌日)、年末年始
公式サイト西宮市立甲子園浜自然環境センター|西宮市ホームページ (nishi.or.jp)
入館料無料

西宮市貝類館

安藤忠雄氏設計の館内に約2000種、5000点の貝の標本を常設展示する貝類専門の博物館です。

貝の歴史が学べるほか、カタツムリや市内の川で見られる貝の生体展示を行っています。

貝にまつわる各種ワークショップやセミナーも開催しています。

場所兵庫県西宮市西宮浜4-13-4
営業時間9:00~17:00
休館日水曜日(祝日の時はその翌日)、年末年始
※夏休み期間は無休
公式サイト貝類館ホームページ|西宮市ホームページ (nishi.or.jp)
入館料大人(高校生以上):200円、小・中学生:100円、未就学児:無料

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