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キモ可愛いと人気のオオグソクムシ、仲間にはダイオウグソクムシなんていうさらに大きいのもいますね。
そんなオオグソクムシ、なんと食べることもできるんです!
ちょっと怖い気もしますが、はたしてそのお味は?
オオグソクムシを食べることができるところや、販売しているところをまとめてご紹介します。
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オオグソクムシとは
オオグソクムシってどんな生物?
オオグソクムシは日本の中部以南の深海に棲む海棲甲殻類です。
身体が硬い殻におおわれていて、甲冑の具足のように見えることからその名が付きました。
等脚目スナホリムシ科オオグソクムシ属に属しています。
等脚目、すなわちフナムシやダンゴムシの仲間です。
ダイオウグソクムシとオオグソクムシの違い
ダイオウグソクムシはオオグソクムシと同じスナホリムシ科オオグソクムシ属の海棲甲殻類で、世界最大の等脚目です。
ダイオウグソクムシはメキシコ沖など西太平洋の深海に生息していて、日本周辺にはいません。
体長は最大で50cmにまでなり、オオグソクムシ(最大で15cm)よりはるかに大きいことがわかります。
ダイオウグソクムシが棲んでいるのは、オオグソクムシ(150~600m)よりも水深の深い200~1000mのところですが、同時飼育も可能です。
外見はよく似ていますが、オオグソクムシの方がやや細長く、ダイオウグソクムシは横幅のある体型をしています。
↓こちらで違いがわかります。並べてみると大きさが全然違いますね。
オオグソクムシの味とは
オオグソクムシ、食べれるの?
オオグソクムシは見た目はちょっとアレですが、食べることができます。
オオグソクムシの生息する駿河湾などでは、漁港で販売されていることもあるそうです。
オオグソクムシ、美味しいの?
オオグソクムシは殻が多く、身の部分は少ないため、あまり食用にされていません。
味はエビのようともカニのようともシャコのようとも言われます。
エビなどよりも味が濃く、それが美味しいとも苦いとも言われているようです。
好みが分かれる、といったところでしょうか。
なお、甲殻類アレルギーの方は注意が必要な食品です。
ダイオウグソクムシ、食べれるの?
ダイオウグソクムシもオオグソクムシ同様食べることが可能です。
現地では漁の網にかかって、魚を食い荒らすということで嫌われているようす。
喜ばれていないようなので、現地でもあまり好んで食べられないのではないかなあ、と思います。
オオグソクムシを食べる
オオグソクムシを水族館で食べる
過去には水族館の企画展でオオグソクムシを使ったメニューが販売されたことがあります。
2022年にサンシャイン水族館(東京都)では、一匹まるまるオオグソクムシが入ったカレーを提供する企画が行われていました。
なお、お土産用にオオグソクムシ粉末入りのレトルトカレーもありました。
マリンワールド海の中道(福岡県)にあるレストラン「Reilly」では、過去に何度か「深海フライセット」を販売していて、オオグソクムシや深海エビなどのフライをセットで提供していました。
現在は販売されていませんが、大人気だったようなので、また再販されるかもしれませんね。
マリンワールド海の中道(福岡県)
場所 | 福岡県福岡市東区大字西戸崎18-28 |
営業時間 | 9:30~17:30 ※特別営業時間あり |
休館日 | 2月第一月曜日とその翌日 |
公式サイト | マリンワールド海の中道 (marine-world.jp) |
竹島水族館では、オオグソクムシを原料の一部に使用したせんべいをお土産コーナーにて販売しています。
パッケージもかわいい?オオグソクムシ型になっていて、お土産にご自宅用にと大人気だそうですよ。
ほかにもウツボを原料に使用した「超ウツボサブレ」など一風変わった商品も発売しています。
竹島水族館(愛知県)
場所 | 愛知県蒲郡市竹島町1-6 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
休館日 | 毎週火曜日(祝日の場合は翌日)、6月第1水曜日、12月31日 春休み・GW・夏休み・冬休み期間は無休 |
公式サイト | 竹島水族館 (gamagori.lg.jp) |
オオグソクムシを東京で食べる
高田馬場に本店をかまえる鳥獣虫食居酒屋「米とサーカス」では、オオグソクムシの姿揚げが提供されています。
姿かたちそのままに、まるごと揚げたオオグソクムシを食べることができますよ。
ほかにも、ウサギにワニにアライグマに、昆虫もさまざま取り揃え、貴重な食体験ができること間違えなしです。
渋谷パルコ店など姉妹店や、昆虫食の自販機なども展開されているので、ぜひご確認ください。
オオグソクムシを取り寄せて食べる
高知県の特産品を扱うオンラインショップ「まるごと高知」で活魚としてオオグソクムシが販売されています。
一個体6,000円(※2024年7月調べ)で食べ方の説明を書いた紙も同封されます。
こちらは高知県室戸市産のオオグソクムシで生きたまま送られてきます。
食用のほか飼育用としての利用もできるそうです。
実はオオグソクムシは個人飼育が可能で、ペットショップの通販サイトなどでも時折取り扱いがありますね。
また、過去には静岡県の焼津市の山善本舗がオオグソクムシ入りのせんべいを販売していました。
現在オオグソクムシせんべいは販売していないようですが、「コオロギせんべい」なる衝撃的な商品が販売されているようです。
ほかにも焼津市や室戸市ではオオグソクムシがよく獲れるため、ふるさと納税の返礼品として生体が登場したこともあります。
オオグソクムシを獲って食べる
高知県室戸市では、ふるさと納税の返礼品として「海来に乗船していざ深海生物漁業体験」試食付乗船チケットを提供しています。
漁船に乗って室戸沖に繰り出し、水揚げされた獲れたての深海生物を試食します。
室戸沖は陸から近い海域が深海となっており、オオグソクムシを始めとした深海生物が多数生息しています。
なんとこれらを実際に獲って沖に持ち帰り、調理して食べてしまおうというとっても貴重な体験プランです。
室戸からの招待状「海来に乗船していざ深海生物漁業体験」試食付
寄付金額:100,000円
「海来」乗船体験漁業ペアチケット1枚(大人2名分)
※小学生以下は2名で大人1名分。
詳細はリンク先からご確認ください。
こちらは、2024年7月30日現在の情報となります。
申込期限や在庫状況により、提供を終了している場合があります。
また、お礼品の寄付金額も変更している場合があります。
詳しくはリンク先のお礼品ページをご確認ください。
オオグソクムシを食べる方法についてご紹介しました。
オオグソクムシは、日本近海にもたくさん生息している反面、食用としてあまり利用がすすんでおらず、今後の利用が期待されています。
気になった方はぜひ入手して食べてみてくださいね。
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