改装中の須磨海浜水族園のラッコとイルカがどうしているのか調べてみた

スマスイラッコとイルカの行方

神戸市須磨区にある須磨海浜水族園(スマスイ)は現在2024年春のオープンに向けて改装工事中です。

本館のみの営業となっているため、イルカライブのイルカたちやラッコの展示は行われていません。

はたして彼らが今どうしているのか調べてみました。

スマスイイルカライブの写真

ラッコの夫婦は鴨川シーワールドへお引越し

改装前スマスイのラッコ館にはラッキーと明日花というラッコの夫婦がいました。

実は国内のラッコの飼育頭数はここ20年で激減。

スマスイでの展示が休止されている今、三重県の鳥羽水族館と福岡県のマリンワールド海の中道でしか見ることができません。

高齢化と飼育下での繁殖能力の低下、ラッコの輸出規制により、新たなラッコを迎えることが難しい状況です。

オスのラッキーは鹿児島県の水族館産まれ、新潟県の水族館を経てスマスイにやってきました。

2021年4月に明日香とともに千葉県の鴨川シーワールドにお引越ししています。

鴨川シーワールドでは一般への展示はされていませんでしたが、同年5月に亡くなりました。

ラッコの寿命は10~15年と言われています。

ラッキーは22歳、人間では100歳相当で老衰死と考えられています。

これで国内で飼育されているラッコは4頭となりました。

メスの明日花は国内最高齢のラッコでスマスイ産まれの23歳。(2022年現在)

現在は鴨川シーワールドで暮らしていますが、高齢のため、リニューアル後のスマスイで展示されるかどうかは未定だそうです。

追記

2022年5月10日に明日花は23歳で亡くなりました。

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イルカライブのイルカたちはどこへ?

2021年2月末に32年間の長い歴史に幕を下ろしたイルカライブ館。

現在スマスイではイルカのショーは行われていません。

さて、ショーの主役「スマドルフィンズ」はどうしているのかと言うと・・・

みんな元気にしているみたいですね。鴨川シーワールドのショーに参加しているイルカもいるみたいです。

スマスイの本館三階で現在展示されている「スマスイミュージアム」の中に、イルカライブの歴史を辿るコーナーがありました。その中でもスマドルフィンズの行方は紹介されていますよ!

スマドルフィンズ関係図

スマスイは鴨川シーワールドを運営するグランビスタホテル&リゾートなどから成る企業グループにより再整備されます。

鴨川シーワールドへ引っ越した生き物が多いのもそのためですね。

リニューアル後、パワーアップしてイルカライブも再開されます。

どんなイルカたちがどんなパフォーマンスを見せてくれるのか今からとても楽しみですね。

神戸市立須磨海浜水族園(兵庫県)

場所兵庫県神戸市須磨区若宮町1丁目3-5
営業時間9:00~17:00
※特別営業時間あり
休館日2022年12月6日~8日・14日・21日
2023年1月11日~3月22日までの毎週水曜日
公式サイト須磨海浜水族園 [公式サイト] (kobe-sumasui.jp)
入館料大人:700円、高校生:400円、小・中学生:300円
チケットは公式サイトまたは窓口にて販売

※リニューアル前の営業は2023年5月まで。

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