大阪の海遊館と言えば、ジンベエザメが有名ですね。
しかし、海遊館の見どころはジンベエザメだけではありません。
たくさんの魚や動物が展示されていて、さまざまな見どころがあります。
そんな中でも、今回はアザラシに注目してみたいと思います。
海遊館にはなんと2種類のアザラシがいるので、ぜひ違いを見比べてみてくださいね!
ジンベエザメの記事はこちら

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海遊館にいるアザラシ
海遊館には2種類のアザラシがいる
海遊館には2種類のアザラシがいます。
それはワモンアザラシとゴマフアザラシなのですが、一見同じように見えるよく似たアザラシです。
海遊館ではこの2種類は別々の場所で展示されているので混同することはありませんが、「あれ、このアザラシさっきもいたような・・」となってしまいがちです。
ワモンでもゴマフでもカワイイには変わりありませんが、違いを知っておくとますます楽しめるかと思います。
ワモンアザラシとは
ワモンアザラシは最も小型のアザラシで、体長はオス140cm・メス130cm、体重が50~70kgほどです。
北海道で見ることができる亜種(P. h. ochotensi)は、ワモンアザラシの中でも小さい種類です。
ワモンアザラシの身体には輪のように見える縁取りしたまだら模様が広がっています。
模様は背側に多く、腹側は少なくなっています。
ワモンアザラシは主に北極圏に生息していますが、一部北海道でも見られます。
主に氷上で生活し、出産・育児は氷や雪のくぼみや裂け目に巣を作って行います。
世界に600~700万頭生息していると考えられ、2番目に個体数が多いアザラシです。
ワモンアザラシのいる水族館(日本動物園水族館協会加盟の施設)は海遊館のほか、おたる水族館(北海道)、鴨川シーワールド(千葉県)だけです。
鴨川シーワールドでは特に小型の亜種P. h. ochotensiを展示しています。
また、北海道にあるアザラシの保護施設「オホーツクとっかりセンター」でも見ることができます。
ゴマフアザラシとは
ゴマフアザラシの体長はオス170cm・メス160cm、体重が70~130kgほどです。
身体にゴマのような黒い斑点模様が広がっています。
模様は背側に多く、腹側は少なくなっています。
ゴマフアザラシはオホーツク海やベーリング海などに生息していて、夏から秋にかけては沿岸部で生活しています。
冬から春にかけて、流氷の上で出産・育児を行います。
そのため、流氷に乗って北海道にもやってきます。
春が終わるとゴマフアザラシは北上しますが、まれに海流に流されて本州で見られることもあります。
なお、ゴマフアザラシは日本の水族館や動物園で一番多く飼育されているアザラシです。
オホーツク海とベーリング海には各13万頭程度が生息していると考えられ、絶滅の危険性は低いとされています。

海遊館でワモンアザラシを見る
ワモンアザラシの展示場所
ワモンアザラシがいるのは、出口付近にある「新体感エリア」の「北極圏」のコーナーです。
水槽の真下からと、展示場の側面からの2つの視点で見学することができるようになっています。

海遊館にいるワモンアザラシの見分け方
海遊館には4頭のワモンアザラシがいます。
オスの「モヤ」「ミゾレ」とメスの「アラレ」「ユキ」がいるのですが、展示場にいるのはミゾレ、アラレ、ユキの3頭です。
モヤはバックヤードにいます。
海遊館のワモンアザラシの名前はお天気つながりになっていますよ。
ミゾレは2021年4月1日にモヤとアラレの間に生まれたワモンアザラシで、海遊館では初の繁殖成功でした。
出生直後に低体温・低血糖であったため、24時間体制の人工保育によって育てられました。
出生直後は白かった毛も6週間ほどで大人の毛に生え変わりました。
ミゾレは今ではほかのアザラシたちと変わらぬ貫禄ぶりで、見分けるのも難しくなりました。
展示場にいる3頭の見分け方は・・
- 身体が茶色い、目が小さい・・ミゾレ
- 身体が黒っぽい色・・ユキ
- 身体が白っぽい色・・アラレ
ミゾレのお母さんアラレは目の大きな美アザラシです。
ミゾレとユキ。
ほかにも模様の違いなどからも見分けることができるようです。
ミゾレはお腹にハート模様があるとか。
動き回るのでじっくりとお腹を見るのは難しいかもしれませんが、見ることができたらラッキーですね。
アラレはおまんじゅうみたいと話題になり、過去に写真集も出版されています。
ワモンアザラシのお食事タイム
1日に1回、ワモンアザラシたちのエサやりを見学することができます。
ワモンアザラシお食事タイム
16:00
海遊館でゴマフアザラシを見る
ゴマフアザラシの展示場所
海遊館には6頭のゴマフアザラシがいます。
ゴマフアザラシがいるのは「モンターレ湾」の水槽です。
海遊館は入ってすぐ長いエスカレーターで最上階(8階)まで上がり、上層階から降りて回りながら見学する構造になっています。
モンターレ湾の水槽は順路序盤の7階で見ることができます。
海遊館に入ってはじめに目にするアザラシはゴマフアザラシ、と言うことになります。
水槽は深さがあるので、6階・5階からも見学できるようになっています。
陸上での様子と水中での様子を観察することができますね。
ゴマフアザラシたちはカルフォルニアアシカと一緒に生活しています。
水槽にいるひときわ大きいのはカルフォルニアアシカのオスです。
アシカとアザラシの見分け方はこちらの記事を参考にしてください。

アシカとアザラシは身体のほか、泳ぎ方にも違いがあり、中層階から観察するとわかりやすいかと思います。
ゴマフアザラシのお食事タイム
モンターレ湾のお食事タイムは1日2回あります。
アシカとアザラシの食事風景を見学することができます。
飼育スタッフさんが陸上部分でエサを与えるので、見学場所は7階となります。
水中の階だと何も見えないということに・・
モンターレ湾(アシカ・アザラシ)お食事タイム
13:00/14:30
海遊館基本情報
今回は海遊館にいる2種類のアザラシをご紹介しました。
アザラシ以外にも、2匹のジンベエザメやここにしかいないイトマキエイなど見どころたくさんの海遊館にぜひお出かけしてみてくださいね!
場所 | 大阪府大阪市港区海岸通1-1-10 |
営業時間 | 10:30~19:00 ※季節・曜日等により異なる |
休館日 | 不定休 |
公式サイト | 世界最大級の水族館 海遊館 (kaiyukan.com) |
入館料 | 大人:2700円、小・中学生:1400円、3歳以上:700円 チケットは公式サイトまたは窓口にて販売 |
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